「朝日の向こう」プロット



「朝日の向こう」のプロットメモをそのままコピペ

没にしたところもちょいちょいあったり
セリフが違うところがわりとあったり


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9.朝日の向こう

ねえ
ほんとに
勝手に
入っていいの

駄目に
決まってる
でしょ

ええ!?

ほら
二人共
見えてきた!

===

琥珀城を
囲んだ
三国の
戦い

その戦いで
見事、祖国
エンバーランドは
復讐を果たした

勝った…
守り
きったんだ

今度こそ
今度こそ――!


隊長達が
どこにいるか
誰か知らないか
ミカも…

…なあ

トバリ!

フィンガルは

…あい、つ

――死んだ

戦場で、
死んだ

一方
戦で失った
ものも多く、
隊の要であった
隊長と副隊長を
同時に失った
アンバル
ディフェンサは
解散することと
なった

===

なんだ
先客が
いたんだな

……
なあ
フィンガル

俺が最初
あいつらの中で
お前を一番
疑ってたこと

お前は
きっと
分かって
たよな

お前が敵国に
与する種族
だから、って

いつから
なんだろうな
こういうのって

いつから

肩を
並べて
生きてた
んだろう

また
向こうで



これ
お前が
持っと
いてくれ

書物の管理は
相変わらず
ユーリだろ?

まあ
そうだけど

この写真、
いつか
持ってきて
くれた時の

実は
願掛けで
一枚とって
持ってたんだ
勝手して
悪い

それは
いいけど…

四人で
写ってるの
これだけでさ

戦争も
終わったし、
記録として
残ってて
ほしいなと

それに
ここで
管理された
ほうが

長く
保つし

自分で
保たせろよ

…ユーリ

頼む

………。

…複写機が
奥の部屋に
ある。

本物は、
自分で
保たせろ

===

復興は
順調か?

ああ

なんせ
国民総出だ

元の景色に
戻るのも
遠い話じゃ
ないだろ

…復興が
終わったら
どうする
つもりだ

いや
遠くないっ
つっても
すぐ終わる
わけじゃ
ないぞ?

考えておくに
越したことは
ないだろう

そうは
言ってもな…

…俺は
復活者
だから

役目が終われば
復活の印は
消える

……

復活者が
還ってる話、
お前の耳に
入ってない
わけじゃ
ないだろ



でも

そうだな

もし
そうじゃない
未来があるん
だったら


お前みたいな
用心棒にでも
なろうかな


なんだよ
その顔


守りたい人が
決まっている
奴には向かない!

は?

身近な未来を
考えたらどうだ

お前には
アリシアさんが
いるだろう


!!!!

……

馬ッ鹿!!

馬鹿は
お前だ

うっ…

俺と
勝負しろ
ウィトー!

なんで
そうなる!?

勝ったら
馬鹿じゃない
ってことに
してくれ!

そういう
ところが
馬鹿なんだ!!



馬鹿じゃ
ねえの

それで
怪我するとか

手当すんのも
面倒臭え…

悪かった
って…

キリボシさん

ユキナ

惜しかった
ですね
さっき
アリシアさんも
手当されに
来たんですよ

え?

あ、
大した怪我じゃ
なかったので!

いや
じゃなくて
あいつ、
怪我は勝手に
治るんじゃ



聞いて
ないのか?



===


(飛び出してきて
いきなり手握って凝視


ききき
キリボシさんっ!?

ぜー
はー
ぜー
はー…

怪我は!?

これか

ほんとに
たいした事
ないんだよな?





治って
ないんだな?



てっ…!?

身体、
元に戻って
たんだな?!


はい!
えっと、
戦争が終わった
直後には…

はーー…

良かった…

…キリボシさん?

怪我したのは
良くないけど

復活の後遺症が
悪い形で
残ってたのかも
しれないって

だから
心配して…


役目が
終われば
復活の印は
消える


何で包丁で
切ったり
したんだ

えっ

普段こんな
ことって
ないだろ

最近ぼうっと
してるよな?
それが原因か?!

そ、
それは

その…


復活者が
還ってる話、
お前の耳にも
入ってない
わけじゃ
ないだろ


なんと
いいますか…


アリシアの
時間が
迫ってるのか…?


守りたい人が
決まっている
奴には向かない!


身近な
未来を
考えたら
どうだ


馬鹿は
お前だ!!


ッ!
アリシア!!

お前のことが
好きだ


だから、
俺と

俺と
お前に
残された
時間

ずっと
一緒に
居てくれ
ないか

……
!?!!

いいいいい
いきおいに
任せ過ぎた!!!

うっかり
言っちまっ

ちくしょう
ウィトー!!

アリシア!
今のは――

って
泣いてるーーッ!?

泣かないでくれ!

す、すまん!!
気を悪くさせる
ような事突然

わわわ
悪かった!!!
本当 俺


ちが…

違います!


顔、
あつくて

自分の気持ちに
気づいてから
毎日上の空に
なってしまって
でも
どうしようも
できなくて
今日も
怪我して
これから
毎日こうなんだ
なって、そう
思ってたのに


なのに
キリボシさん
とつぜん
こんな

…ん?

ぼうっと、
してたのは、
印の力が
消えかけてる
とかじゃ…

ぼうっと
してたのは
キリボシさんの事を
好きなせいです!!

ごめん!?

つい謝って
しまった…


じゃ、
じゃあ
訂正だな


俺と
一緒に


めいいっぱい
生きてくれ!
アリシア!


……
はい!



追っかけて
きてみたら
ムードも
無いとこで
あーあー…

そんなこと
ないです


皆で
守り続けた
このお城で
結ばれるって
とても

素敵な
ことだと
思います


琥珀城防衛隊に
所属していた
一人の青年の物語

その生涯は
決して長くは
なかったが

幸せなもの
だったという


===

あはは

ほら
見える?

琥珀の
英雄達が
くれた未来!








===============
(没部分)



…あ
プリン作り
すぎたな…

…食いた
かったら
取りに
くるよな



お前は
そういう
やつだった